京の不動産屋さん徒然日記

京都の不動産屋さんで働いています。そこで感じた事や思うこと等、タブー無しで書いていきます。

占い 2017年3月5日のブログです

意外に思われるかもしれませんが、不動産屋と占いは切っても切れない縁があるのです。

不動産営業をした人間なら誰しも、苦労の営業の末、ようやく決まった契約が占い師の一言で潰された経験があるはず。そう、この切っても切れない縁というのは、不動産屋の一方的な占い師に対する恨みなのですよ。ぐふふ・・・。

まぁしかし、数千円から数万円の報酬の占い師が、人生をかけたともいえる数千万の買い物について、よくあれやこれや言えるものです。まして風水の家相診断は「正中線」「四隅線」といって家の四隅から対角に引いた線に水廻りがかかってはならないという非常に厳しい物。こんな厳しい掟があっては、とても現代のセンターコアの間取りでは幸せになることなど、まず不可能。ましてやマンションなどに入居でもしようものなら、必ずや恐るべき災難が次々と襲い掛かってくることは間違いありません。

お父さんは仕事にも行かずギャンブル三昧、

お母さんは悪い男に引っかかって湯水の如くお金を貢ぎ、

子供は受験失敗。就職も出来ず、家庭内暴力の末、良くてポン引き、悪くて懲役は確実なのです。

こうなると、多少高くとも自分で注文建築するしかありませんな。当然のことです。人生のために、幸せになるために不動産を買うのですから。

などとちょっと意地悪を言ってみましたが、かくの如し危険思想の持ち主の私とて、かつて占いをしてもらったこともあるのです。・・・そう、あれはまだ私が花も綻ぶ乙女であった頃・・・こんなに汚れる前の事・・・(え?)。恋する彼との相性を占って貰ったことがあるのです

幾人かの占い師にみてもらいました。そのほとんどが記憶にも残らない雑談のようなもの。ただ、一人だけ、もの凄い占い師が居たのです。

京都在住の40歳以上の方ならご記憶のある方もいらっしゃるかもしれません。その方は当時、非常に有名な占い師で「八坂のおばあちゃん」と言われていた方です。

自分でも信じられないのですが、実は今、本当にそのおばあちゃんの言ったとおりの人生を歩いているのです。うそみたい。

その方は非常にはっきりと私に言いました。「○歳で結婚。結婚相手は既にもう知り合っている。但し、その人とは離婚する。○歳に」

繰り返しますが、本当にその通りになっています。こんなことってあるんですかねぇ。いや、世の中にはまだ私の知らないことがたくさんあります。きっとそのうちの一つなのでしょう。考えてもわからないことは保留にすることにしています。

ところで占いといえば、もうひとつ。仕事で行ったJR草津の駅で電車を待っていました。その時、ある柔和そうな男性に声をかけられたのです。

「あの、私、仕事で占いをしているものなのですが・・・」

出た!詐欺だ!とっさに身構えた私に、男性は「いや、お金なんか貰いません」と笑い、「あなたは良い相を持っています。あなたの行い次第で、いくらでも人を幸せにできる珍しい相です。どうか良い行いをして下さい」それだけ言って去っていきました。うそみたいだけど本当です。や、いろいろあるものですな。

お、そういえば、八坂のおばあちゃんにはもう一つ言われたことがありました。何と私はもう一度結婚するそうですよ。結婚はまだ先の時期ですが・・・さて、本当かな