京の不動産屋さん徒然日記

京都の不動産屋さんで働いています。そこで感じた事や思うこと等、タブー無しで書いていきます。

緑との戦い 2015年6月15日の記事

梅雨の時期は確かにうっとおしいものですが、草木がいっぱいお水を吸って元気になるのは素晴らしいことですね!あぁ、美しい緑!最高!自然って素晴らしい!!VIVA自然!守ろう、私たちの地球!!!

・・・なーーーんて考えていたのは、1年半前まででした。今の私はもうそんな風には考えられない汚れた人間になってしまいました。

不動産業界に入れていただいて、早、17年。ずっと仲介ばかりやってきたので、こんな世界があるなんて思いもよりませんでした。1年半前にミサキハウジングに拾っていただき、初めて売主業なる仕事をさせていただいて、色々学ばせて頂きました。ありがたいことです。

ただ、この季節、最も真剣に取り組まねばならないやっかいな仕事があります。それは草刈り

刈っても刈っても雨後のタケノコのように生えてくる雑草。少し目を離しただけでジャングル、その大自然に果敢に戦いを挑み続けねばなりません。

思えば、人類の進歩は緑との戦いでした。想像を絶する速度で領土の拡大を図り、人間の住む場所を浸食し続ける植物。古人は産業革命で重機を手にするまで、その手で木を切り、草を刈ってきたわけです。

そして今、わたくしめも古人に倣い、かつて勇敢に闘った人々と同じやり方でやつらに挑むのです。

この暑いのに長袖長パン、頭にタオルを職人巻にして、鎌を片手にひたすら刈る!刈る!刈る!

愛用の鎌は太直刃。その名も「若獅子」です。この相棒と共に、いつ果てるとも知らぬ戦いを日々続けるのです。

こんなに大変なものとは、知りませんでしたよ。そして、事務のつもりで入社した私が、このような肉体労働をするというのも、かつての私には知る由もありませんでした。

はは、大人になるのはほろ苦いものですね。