京の不動産屋さん徒然日記

京都の不動産屋さんで働いています。そこで感じた事や思うこと等、タブー無しで書いていきます。

東をとこに京をんなはモテるんどすぇ 2015年7月7日のブログ

以前、このブログで書いたように、私は親世代まで鹿児島。自身は大阪生まれの大阪育ちです。なぜか縁あって京都に住んでおります。とはいっても既に京都も23年以上。すっかり京女の気品が備わったものと自負しておりますが、いかがでしょうか???

京都に初めて住んだのは学生時代ですが、学校には各地方からの友人ばかりで(京都出身者は一人しかいなかったように思う)、あまり京都を意識することはありませんでした。卒業後、再び京都で住むことになったのですが、社会人となってからの京都は学生時代とは全く異なるものでした。

最初の頃は「なんで会話にオチがないんだよー」(大阪人は日常会話でも常にオチを考えている)とか、「みんな、何だか冷たいよー」(大阪人は、人間同士の距離間がかなり近いように思う)とか、いろいろありました。

思うにそれは私の目が曇っていたからで、付き合ってみると京都も大阪もさしたる違いはなく、いい人もいればそうでない人もいる、それだけのことだったのです。

何てったって、その頃の私は無職。そもそも、あまり人付き合いをしていなかったのですから、碌な会話もなけりゃ、親しくしてくれる人も殆ど居ません。冷たく感じるのも無理からぬことです。

それに、人の家に行けば「ぶぶ漬け出される」とか「箒を逆さに立てられる」とか本気で信じておりましたから・・・はは。

京都は特別な地域で(昔、本当に都だったのですから当たり前か)、京都以外の人は全員、何らかの感情を京都に対して持っているようです。私の観察によると、特に東京の人は京都に好印象を持っている人が多いのではないでしょうか。

以前、東京に行ったときに、その地の人たちと食事を共にする機会がありました。

東京人 「ねぇ、出身、どこだっけ?」

私    「大阪ですが」

東京人 「へぇー、なんか面白いこと言ってよー」

私    「・・・・・・」

いや、この人は何も悪意を持って言っているわけではなく、大阪=お笑いというわかりやすい構図に頭が支配されているだけの気の毒な方なのでしょう。それに何故か東京人は大阪に対して、敵対心と言いますか「相手にしていない感」を殊更に出してきます。

しかし、私もだてにBBAをやっているわけではありません。リベンジの機会を今か今かと待っておりましたところ、再び、別のグループで食事の機会が訪れました。

東京人 「ねぇ、出身、どこだっけ?」

私    「京都から来ました」←嘘はついてない!

東京人 「へぇー!さすがはんなり♪してますなー!」

私    「そうどすかぁ?

東京人 (大喜び)

私    (なんか、モテてる!)

とまあ、こんな感じでちょろいものです。東京人は京都人に対して不思議と素直で、その愛情を隠そうとさえしないのです。

東京人の京都愛はほんま、理解できまへんなぁ。